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スズキ スイフト(XL / XS-DJE)試乗 [クルマ]

国産コンパクトの中で気になっていたスイフトの2つのグレードを乗り比べさせてもらえたのでインプレを書きます。試乗したのは、マイチェン前の中間グレードXLと、マイチェンしてデュアルジェットエンジン&エネチャージを搭載した最上級グレードXS-DJEです。


まずはXLを試乗。

Swift XL

インパネはシンプルなデザインですが、クオリティはまずまずだと思います。チルト&テレスコピックが標準装備なのはイイですね。さて走り出して感じたのはハンドリングがしっかりしていることです。ステアリング自体は軽い力で回せますが、どっしりとした安定感がありました。

Swift XL

CVTはまずまずリニアに加速するものの、加速はややもっさりしていますね。ブレーキは少し柔らかい(頼りない?)タッチだけど、カックンブレーキではなく自然な感じで一応合格点です。

Swift XL

ちょっと驚いたのはタイヤが16インチTURANZA(ER300)だったことです。 TURANZAといえばHアスのときの標準タイヤでした。ヨーロッパ向けのタイヤが国産コンパクトのスポーツグレードでもない中間グレードに採用されていたことにちょっと驚きました。スズキの世界戦略車である所以でしょうか?このタイヤが安定感やスポーティさの演出に寄与しているのかなと思いつつ、ロードノイズがやや大きい&乗り心地がやや固めの傾向も見受けられました。

Swift XL

乗り心地は概ねフラットですが、平坦な道でもちょっとピッチングを感じました。でも以前乗った日産ノートよりは軽微です。シートも概ね合格なんですが少し腰周辺のサポートが弱い気がしました。欠点と言えばそんなところですが、ボディの剛性はこのクラスにしては高いと思うし、値段から考えるとすごくよく出来ていると思いました。


つづいてXS-DJEに試乗。

Swift XS-DJE

ハンドリングや乗り心地など概ねXLと同じ気がしました。タイヤもXLと同じ16インチTURANZA ER300です。スペック表を見るとDJE仕様は非DJEより10mmローダウンしているんですよね。ですので見た目的にDJEのほうが腰高感のないスポーティなルックスです。

Swift XS-DJE

また、アイドリングストップやデュアルジェットエンジンのためメーターのデザインが大きく違うのと、あと加速ですね。XLよりもモッサリ感が弱まり加速が良い気がしました。アイドリングストップですが、ほんの少し踏む力を緩めると再始動するので結構しっかり踏んでおく必要があります。アイドリングストップ中にも涼しい風を出す「エコクール」も体験しましたが、まずまずです。エアコンの涼しさには及ばないけど信号待ちくらいの時間ならやり過ごせそうです。

Swift XS-DJE

乗り比べた結果、値段の割にかなりしっかりした走りが楽しめる車だなと思いました。スズキの世界戦略車だけあって本気度がうかがえます。聞くところドイツでも結構走っているそうです。昔デミオを買った時に先代スイフトに試乗しましたが、当時のスイフトよりも確実に進化しているし運転の楽しさもアップしていると思います。ただやはりCVTは力感にかけるので、燃費のためのトランスミッションなのだなぁと感じます(というより燃費にふったセッティングなのかも)。あと試乗した両車ともに足が硬めなのでライバル車よりも突き上げがある足回りかもしれません。後席と荷室は狭いので、そこが気になる人はFITを選ぶっていう感じでしょうか。

さて、トッピーが今回の2台で選ぶならXS-DJEですね。ナビやHIDその他諸々をつけても200万以下で買えるのも魅力です。というわけで、

乗り換えたい度:70%

それでは今日はこの辺で。

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